大昔 Windows 8 がリリースした時にも試しました(この記事)が、昨今話題の ARM 版の Windows の環境を手に入れたので、さっそく(?) VB6 をインストールしてみました!
- CD のルートにある setup.exe を起動します。ウィザードに従って次へ。
- ウィザードに従って次へ。
- エラーが出ました(汗
- そんなこと言われても(汗
- 終了(ちーん)
あえなく沈没でして(汗
まあさすがに前回記事から 12 年経過してますしアーキテクチャも ARM ですし、さすがに無理か?と思ったのですが、ぐぐってみるとこんな記事が。
[RESOLVED] Installing VB6 on Windows 11 - VBForum
英語の記事ですが、要約すると以下のようなことの模様。
[解決済み] Windows 11 に VB6 をインストールする
acmboot.exe の致命的なエラーを手動で修正するための解決策を以下に示します。手順 1: インストール CD のコピーをハード ディスクに作成します。
手順 2: ファイル setup/VS98ENT.STF をコピーし、名前を acmsetup.STF に変更します。
手順 3: 次に、setup/ の内容全体を以前のフォルダー (acmboot.exe ファイルがあるフォルダー) にコピーします。
手順 4: 略
手順 5: setup の代わりに acmsetup.exe (acmboot.exe と同じパスにあるもの) を実行します。
前述の問題はアーキテクチャ(x86 or x64 or ARM64)の問題ではなくて、Windows 11 の問題のようですね。
ということで、記事に従ったインストールイメージを作成してみます。
- CD イメージをマウントして、適当なフォルダにコピーします。(今回は VBEnt_OnWin11 というフォルダーを作成してそこにコピーしました。以後このフォルダー直下をルータフォルダーと呼びます。)
- ルートフォルダー直下の setup フォルダを開き、vb98ent.stf コピーしファイル名を acmseteup.stf に変更します。
- setup フォルダーの全ファイルを、ルートフォルダーにコピーします。
- ルートフォルダーにある setup.exe ではなく acmsetup.exe を起動します。
- 表示される画面を指示通りに進めていくと、セットアップ画面までたどり着けるはずです。
セットアップ画面まで行ければあとは前回記事の「[VB6] Windows8 に Visual Basic 6.0 の IDE をインストールしてみた」の No.5 以降の作業と同様です。
前回記事同様、「Visual Basic 6.0」以外の選択をすべて外します。「Visual Basic 6.0」のオプションも主要ファイルとディストリビューションウィザードのみ選択します。
データアクセスはチェックを外すと「正常に動作しない」と言ってきますが、チェックしたままだとインストールが完了しないのでチェックを外します。
インストールが完了したら、起動の確認をします。
- スタートメニューで検索し、VB6 を表示します。
- 起動しました。
- 適当にサンプルプログラムを作成します。
- 実行できました。
- ちゃんと ARM64 のプロセスが実行している横で VB6 が動作しています。