テストなとで Hinemos Agent の接続先 Manger を変更したい場合があったのでその時の手順のメモ。
公式の資料があるかもしれないけど以下の内容はそれを見て書いていません。なのでそのような文書が存在するようであれば正式にはそちらを参照ください(汗
Hinemos Agent の設定ファイルは C:\Program Files (x86)\Hinemos\Agent6.0.0\conf フォルダにあります。
- Agent.properties の変更
Agent.properties を管理者で実行したメモ帳で開き、最下行に
managerAddress=http://192.168.0.101:8081/HinemosWS/
という設定があるので、このアドレスを変更したい manager のアドレスに変更します。ポート番号が 8081 とあるのは間違いではないのでそのままにしておきます。
- log4j.properties の変更
必要なのかどうか分かりませんが log4j.properties の変更をします。
log4j.properties 管理者で実行したメモ帳で開き、やはり最下行にlog4j.appender.syslog.SyslogHost=192.168.0.101
という設定があるので、同様にアドレスを変更します。
ただ、最下行の一つ前の行の改行コードが CR-LF ではなく LF だけになっているようで、メモ帳だと最終行とその一つ前の行がくっついて一行に見えてしまう点には注意します。
- LF を改行として認識してくれるエディタの場合
- メモ帳(改行 LF を改行として認識しないエディタ)の場合
- LF を改行として認識してくれるエディタの場合
- 編集上の注意点
メモ帳以外の、例えば LF を改行として認識できるエディタを安易に使用すると、場合によってはバーチャルストア上に変更が記録されてしまい、設定を変更したはずなのに(エディタで表示すると間違いなく変更されているのに)Hinemos Manager がその設定を認識しない、ということがあります。
その場合、例えば以下のフォルダに変更内容が記録されています。(ログオンユーザーが user01 の場合の例)C>dir "%LOCALAPPDATA%\VirtualStore\Program Files (x86)\Hinemos\Agent6.0.0\conf" ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は 0000-0000 です C:\Users\user01\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\Hinemos\Agent6.0.0\conf のディレクトリ 2018/01/01 00:00 <DIR> . 2018/01/01 00:00 <DIR> .. 2018/01/01 00:00 6,531 Agent.properties 2018/01/01 00:00 1,491 log4j.properties 2 個のファイル 8,022 バイト 2 個のディレクトリ 100,000,000,000 バイトの空き領域
このフォルダに記録されているようであれば NG です。とりあえずこのフォルダのファイルは削除しましょう。
またこの挙動が良くわからない人は、このような事態を避けるためにはメモ帳で編集したほうが無難です。 - 設定の反映
設定変更後、Hinemos Agent サービスを停止してから C:\Program Files (x86)\Hinemos\Agent6.0.0\bin にある UnregistAgentService.bat と RegistAgentService.bat を順に実行すれば OK です。(管理者のコマンドプロンプトで実行します)
- 変更後の動作の確認
Hinemos Agent サービスの起動を確認します。起動されていなければ手動で起動します。
対象の Hinemos Manager の、リポジトリパースペクティブの "リポジトリ[エージェント]" ウインドウで対象ノードが表示されていれば OK です。