[Oracle] Instant Client のインストール (11.2 for Windows)

2017年12月8日

 Oracle の インスタントクライアントのインストールのメモ。バージョンは 11.2 です。
 今回は ODP.NET (.NET4系) と SQL*Plus をインストールしてみました。

  1. ODAC112040Xcopy_32bit を ダウンロードします。

     OTN のサイト (http://www.oracle.com/technetwork/database/windows/downloads/utilsoft-087491.html) を参照し ODAC112040Xcopy_32bit.zip (ODAC 11.2 Release 6 (11.2.0.4.0) Download the XCopy version) を選択します。
     ダウンロードした ODAC112040Xcopy_32bit.zip を適当なフォルダに展開します。ここでは展開先フォルダを C:\ORATEMP とします。

  2. ODAC (Oracle Data Access Components for Windows) のインストールをします。

     管理者モードでコマンドプロンプトを起動します。
     カレントディレクトリを C:\ORATEMP (cd C:\ORATEMP) にしてから install と打ってみます。すると以下のように表示されます。

    C> install
    
    Usage:
      install.bat component_name oracle_home_path oracle_home_name [install_dependents]
    
    Example:
      install.bat all       C:\oracle myhome       (install all components)
      install.bat odp.net2  C:\oracle myhome true  (install ODP.NET 2 and its dependent components)
      install.bat odp.net4  C:\oracle myhome true  (install ODP.NET 4 and its dependent components)
      install.bat asp.net2  C:\oracle myhome true  (install ASP.NET Providers 2 and its dependent components)
      install.bat asp.net4  C:\oracle myhome true  (install ASP.NET Providers 4 and its dependent components)
      install.bat oledb     C:\oracle myhome true  (install OraOLEDB and its dependent components)
      install.bat oo4o      C:\oracle myhome true  (install OO4O and its dependent components)
      install.bat oramts    C:\oracle myhome true  (install ORAMTS and its dependent components)
      install.bat basic     C:\oracle myhome false (install Oracle Instant Client)
    

     今回は odp.net4 をインストールするので以下のように入力します。
     インストール先フォルダを C:\Oracle、Oracle Home の名前を odac112 としています。

    install odp.net4 C:\Oracle\ odac112
    
  3. instantclient-sqlplus-nt-11.2.0.4.0.zip を ダウンロードします。

     OTN のサイト (http://www.oracle.com/technetwork/topics/winsoft-085727.html) を参照し instantclient-sqlplus-nt-11.2.0.4.0.zip (Instant Client Package - SQL*Plus: Additional libraries and executable for running SQL*Plus with Instant Client) を選択します。

  4. SQL*Plus のインストールをします。

     ダウンロードした instantclient-sqlplus-nt-11.2.0.4.0.zip を解凍すると instantclient_11_2 というフォルダがあり、その中に sqlplus.exe 他のファイルがあります。このファイル群を上記で ODAC をインストールしたフォルダ (C:\Oracle) にコピーします。
     コピーした結果、sqlplus.exe と adrci.exe が同じフォルダ (C:\Oracle) にあることを確認します。

  5. レジストリに設定を追加します。

     デフォルトだと SQL*plus のメッセージが英語なので、これを日本語に変更します。
     Windows が 64bit 版の場合、レジストリエディタ等で HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Oracle\KEY_odac112 を開きます。(最後の KEY_ の後の文字列が Oracle Home の名称です)
     Windows が 32bit 版の場合や 64bit 版 の Oracle Client をインストールした場合の場所は HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Oracle\KEY_odac112 です。(途中の WOW6432Node がありません)

  6.  開いた場所に以下の値を足します。

    文字列値: NLS_LANG  値: Japanese_Japan.JA16SJISTILDE
    文字列値: SQLPATH   値: C:\Oracle
    

     これで SQL*plus が日本語表示になることを確認します。
     また、C:\Oracle に login.sql を作成すると、ログイン時に読み込んで実行されます。(login.sql を作成し set linesize 300 とかをいれておくと便利)

  7. 起動の確認をします。

     コマンドプロンプトを起動し、カレントディレクトリをインストールフォルダにします。(cd C:\Oracle)
     ここで、sqlplus /nolog と打ち、起動できれば OK です。
     ただ、この方法だと毎回カレントディレクトリをインストールフォルダにしてから実行する必要があるので、PATH を設定するなどをしたほうが良いですが、既存環境との干渉もあるかと思うので、そのあたりを配慮の上設定してください。

  8. tnsnames.ora の設定

     tnsnames.ora の設定がしたい場合はインストールディレクトリの下の network\admin (C:\Oracle\network\admin) に設置します。tnsname.ora のサンプルファイルは sample フォルダ (C:\Oracle\network\admin\sample) にあります。
     または、TNS_ADMIN 環境変数 (または上記 NLS_LANG を設定したレジストリキーに TNS_ADMIN 値) に tnsnames.ora を設置するフォルダ名を設定します。






カテゴリー: Oracle, OS, Windows, データベース

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1 Comment to "[Oracle] Instant Client のインストール (11.2 for Windows)"

  1. ooltcloud

    参考記事> [Oracle] Win10 で ODP.NET 11.2 を使用したプログラムをリビルドなしで動作させる
    http://ooltcloud.sakura.ne.jp/blog/202007/article_26114553.html

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