Oracle の インスタントクライアントのインストールのメモ。バージョンは 11.2 です。
今回は ODP.NET (.NET4系) と SQL*Plus をインストールしてみました。
- ODAC112040Xcopy_32bit を ダウンロードします。
OTN のサイト (http://www.oracle.com/technetwork/database/windows/downloads/utilsoft-087491.html) を参照し ODAC112040Xcopy_32bit.zip (ODAC 11.2 Release 6 (11.2.0.4.0) Download the XCopy version) を選択します。
ダウンロードした ODAC112040Xcopy_32bit.zip を適当なフォルダに展開します。ここでは展開先フォルダを C:\ORATEMP とします。 - ODAC (Oracle Data Access Components for Windows) のインストールをします。
管理者モードでコマンドプロンプトを起動します。
カレントディレクトリを C:\ORATEMP (cd C:\ORATEMP) にしてから install と打ってみます。すると以下のように表示されます。C> install Usage: install.bat component_name oracle_home_path oracle_home_name [install_dependents] Example: install.bat all C:\oracle myhome (install all components) install.bat odp.net2 C:\oracle myhome true (install ODP.NET 2 and its dependent components) install.bat odp.net4 C:\oracle myhome true (install ODP.NET 4 and its dependent components) install.bat asp.net2 C:\oracle myhome true (install ASP.NET Providers 2 and its dependent components) install.bat asp.net4 C:\oracle myhome true (install ASP.NET Providers 4 and its dependent components) install.bat oledb C:\oracle myhome true (install OraOLEDB and its dependent components) install.bat oo4o C:\oracle myhome true (install OO4O and its dependent components) install.bat oramts C:\oracle myhome true (install ORAMTS and its dependent components) install.bat basic C:\oracle myhome false (install Oracle Instant Client)
今回は odp.net4 をインストールするので以下のように入力します。
インストール先フォルダを C:\Oracle、Oracle Home の名前を odac112 としています。install odp.net4 C:\Oracle\ odac112
- instantclient-sqlplus-nt-11.2.0.4.0.zip を ダウンロードします。
OTN のサイト (http://www.oracle.com/technetwork/topics/winsoft-085727.html) を参照し instantclient-sqlplus-nt-11.2.0.4.0.zip (Instant Client Package - SQL*Plus: Additional libraries and executable for running SQL*Plus with Instant Client) を選択します。
- SQL*Plus のインストールをします。
ダウンロードした instantclient-sqlplus-nt-11.2.0.4.0.zip を解凍すると instantclient_11_2 というフォルダがあり、その中に sqlplus.exe 他のファイルがあります。このファイル群を上記で ODAC をインストールしたフォルダ (C:\Oracle) にコピーします。
コピーした結果、sqlplus.exe と adrci.exe が同じフォルダ (C:\Oracle) にあることを確認します。 - レジストリに設定を追加します。
デフォルトだと SQL*plus のメッセージが英語なので、これを日本語に変更します。
Windows が 64bit 版の場合、レジストリエディタ等で HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Oracle\KEY_odac112 を開きます。(最後の KEY_ の後の文字列が Oracle Home の名称です)
Windows が 32bit 版の場合や 64bit 版 の Oracle Client をインストールした場合の場所は HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Oracle\KEY_odac112 です。(途中の WOW6432Node がありません) - 起動の確認をします。
コマンドプロンプトを起動し、カレントディレクトリをインストールフォルダにします。(cd C:\Oracle)
ここで、sqlplus /nolog と打ち、起動できれば OK です。
ただ、この方法だと毎回カレントディレクトリをインストールフォルダにしてから実行する必要があるので、PATH を設定するなどをしたほうが良いですが、既存環境との干渉もあるかと思うので、そのあたりを配慮の上設定してください。 - tnsnames.ora の設定
tnsnames.ora の設定がしたい場合はインストールディレクトリの下の network\admin (C:\Oracle\network\admin) に設置します。tnsname.ora のサンプルファイルは sample フォルダ (C:\Oracle\network\admin\sample) にあります。
または、TNS_ADMIN 環境変数 (または上記 NLS_LANG を設定したレジストリキーに TNS_ADMIN 値) に tnsnames.ora を設置するフォルダ名を設定します。
開いた場所に以下の値を足します。
文字列値: NLS_LANG 値: Japanese_Japan.JA16SJISTILDE 文字列値: SQLPATH 値: C:\Oracle
これで SQL*plus が日本語表示になることを確認します。
また、C:\Oracle に login.sql を作成すると、ログイン時に読み込んで実行されます。(login.sql を作成し set linesize 300 とかをいれておくと便利)
ooltcloud
参考記事> [Oracle] Win10 で ODP.NET 11.2 を使用したプログラムをリビルドなしで動作させる
http://ooltcloud.sakura.ne.jp/blog/202007/article_26114553.html
Link | 2020年7月26日 11:47