[鯖缶] Hinemos 6 のインストール

2017年12月3日

 Hinemos 6 になると Windows 版の Manager がリリースされるという話だったので期待して待っていたのですが、Windows 版はサブスクリプション契約のみの提供で、契約がない場合は試用版すら提供されないという話のようなので、あきらめて Linux 版のインストールをしてみました。以下はその際のメモ。

 Hinemos のインストールは http://www.hinemos.info/technology/nttdata/2017033001 を参考にして作業しています。なので詳しい解説はリンク先を参照してください。

 ただ、上記の手順では hinemos_change_listen_address.sh の話がでてこないので、本件については http://d.hatena.ne.jp/hinemos_dev/20170206 を参照しています。(JDK の不具合が原因らしいので、最近の JDK をインストールしていれば問題は発生しないのかもしれません)

  1. Cent OS 7 をインストールします

    Cent OS 7 のインストールは以下を参照してください。

  2. SSH で接続します。

     ローカルコンソールから作業しないように。インストール後の Hinemos が日本語表示になりません。
     SSH で接続した場合も、locale が日本語になっていることを確認します。
     適当に文字を打って、日本語のエラーメッセージが戻れば OK です。

     以下は aaaa と打ってエラーを出し、メッセージが日本語であることを確認した例。

  3. まず、Hinemos のインストールに必要なパッケージ類をインストールします。(nano をインストールしているのは個人的な好みです)
    yum install nano
    yum install unzip
    yum install vim-common
    yum install java-1.8.0-openjdk
    yum install wget
    
  4. github から Hinemos 6 の Manager と Web Client の rpm を /tmp にダウンロードします。
    cd /tmp
    wget https://github.com/hinemos/hinemos/releases/download/v6.0.0/hinemos-6.0-manager-6.0.0-1.el7.x86_64.rpm
    wget https://github.com/hinemos/hinemos/releases/download/v6.0.0/hinemos-6.0-web-6.0.0-1.el7.x86_64.rpm
    
  5. SELinux を無効にします。

    Hinemos は SELinux が無効でないとインストールできません。
    getenforce と入力して Enforcing と表示される場合、SELinux は有効なので無効にします。

    nano /etc/selinux/config
    

    SELinux の項目が enforrcing となっているので、

    disabled に変更します。

    CTRL+X で変更を保存し、再起動します。

    reboot
    

    再起動後 getenforce と入力して Disabled と表示されれば OK です。

  6. Manager と Web Client をインストールします。
    cd /tmp
    rpm -ivh hinemos-6.0-manager-6.0.0-1.el7.x86_64.rpm
    rpm -ivh hinemos-6.0-web-6.0.0-1.el7.x86_64.rpm
    
  7. Manager と Web Client を起動します。
    service hinemos_manager start
    service hinemos_web start
    
  8. listen アドレスの変更をします。
    たとえば、manager をインストールしたサーバーの IP アドレスが 192.168.0.1 である場合は以下のようにします。
    http://d.hatena.ne.jp/hinemos_dev/20170206

    service hinemos_manager stop
    service hinemos_pg start
    cd /opt/hinemos/sbin/mng
    ./hinemos_change_listen_address.sh 192.168.0.1
    service hinemos_pg stop
    service hinemos_manager start
    

    ss -ao を実行し、port 8080 の待ち受けが 127.0.0.1 ではなく 192.168.0.1 であれば OK です。

    ss -ao | grep tproxy
    tcp    LISTEN     0      50     ::ffff:192.168.0.1:tproxy               :::*
    
  9. 面倒なのでファイアウォールを止めます。(良い子は正しく必要なポートのみを開けるようにしましょう)

    systemctl stop firewalld
    systemctl disable firewalld
    
  10. Web Client への接続を確認します。

    webclient をインストールしたサーバーに接続します。
    その際、接続先 URL が ループバックアドレス (127.0.0.1) の場合は、上記で設定した listen アドレスに変更します。

    127.0.0.1 となっている場合は、

    192.168.0.1 に変更します。(パスワードも入力します)

    ログインできれば完了です。






カテゴリー: Hinemos, Linux, OS, サーバー管理

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