被れば被るもので、この一週間くらいに日本語系の話に数点ぶち当たりました。せっかくなのでメモ。
元記事A (国境は"コッキョウ" or "くにざかい"? )
http://blogs.wankuma.com/ognac/archive/2009/11/04/182683.aspx
http://ognac.blogspot.com/2009/11/or.html
元記事B (国家生き残り戦略としての日本語リストラ)
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20091031/1257023368
元記事C (Microsoftの方針と内閣告示第二号)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3491
資料) 日本語表現論
資料A 正字正仮名推進系
http://members.jcom.home.ne.jp/w3c/kokugo/column/kanjihaishi.html
資料B ローマ字推進系
http://www.halcat.com/roomazi/ron1f.html
資料C かな推進系
http://www1.ocn.ne.jp/~kanamozi/
元記事A の主眼は「読み方を指定することで誤読の危険を避けたい」ということで、その意見はごもっともだと思います。 少なくとも技術系の文書にあって、読み方が極端にわかりにくい単語を使うのはどうかと思いますし、どうしても使う場合は読みを併記してほしいと思ってしまいます。 # knoppix とか ubuntu とか azure とか nVidia とか google とか読めないっつーの! >_<
で、この手の話は読み云々でとまらないこともよくあって、漢字廃止論や英語公用語化論に繋がったりしますね。迷惑なことこの上ないと思ったりしますが。(興味があれば資料のページなどを参照してください)
元記事B は表現方法ではなく、文法そのものに着眼している点で新鮮さを感じました。ただ、国際公用語化という視点では、要は得たい情報のうちその言語でないと得られない情報がどれだけあるかが鍵となると思っていて、平易であるかどうかは問題ではないと思います。その意味では、言語を平易にするよりは、強力なコンテンツを配給し続ける戦略をとったほうが良い気がします。
しかし、読み方指示、漢字廃止や文法簡易化といろんな議論がありますが、そもそもそんなに日本語は難しいですかな。というか簡単にする必要はあるんですかねえ?というのが正直なところ。いいじゃん今のままで。困ってないです。というか私個人としてはどちらかというと難しく(?)したい方向です。たとえば「漏えい」「ら致」とか書くな!と声を大にして言いたい。-_-;
とりあえず、最近すべき事は 元記事C の外来語系の語尾長音の対応かな、とか思っている所存。内閣告示とか、けっこう色々決められているようなので、機会があったらいちど勉強してみたいところですね。(だからといって当用漢字外だから漢字使用不可ってのは賛同できませんけど…)