最近、まあ昔からか、プログラマを芸術家にたとえているのではないかという言説を醸す人がいるのですが。
確かにプログラミングは、工場の製造ラインのそれとは違って、作る前から明らかな手順が決まっているわけではないし、属人性が高く、設計とかソースコードとかに職人技が光る場合も少なくないのは理解した上で。
でも芸術ってことはないんじゃないかな。少なくとも大半の職業プログラマにとっては。
そういうと、なんと志が低い、とか、能力がない、とか思われるのかもしれないけど、そういうことではなくて、職業プログラマの場合、お客様あっての製造なので、プログラムやシステムの洗練さといった芸術性よりも、その仕事によってお客様の問題が解決できるかどうかだと思うんですよね。ここでいうお客様ってのは別にエンドユーザーだけじゃなくて、プログラムを書けと言った元請けや上司も含むわけですが。
芸術性優位の意見を読むとき、どうもそこには、なぜその仕事によってお金がもらえているか、という視点が欠けている気がして、個人的には理解に苦しんでみたりしました。
なんてことを、今日 http://d.hatena.ne.jp/suikyojin/20090217/p1 を軸に読んでて思った。
オールトの雲
「プログラマは芸術家か」について
「プログラマは芸術家か」について
先日、鴨川ホルモーなる映画を観た。
面白うございました。内容は一言で言うと、「ヒーラー付きチーム対戦型ボコスカウォーズ」かな。まあそれはともかくも。
芸術といえば、こういうタイトルこそが芸術だよなあと思った次第。いやただそれだけ -_-;
Link | 2009年4月30日 21:24