一年に一回程度しか成端工作をしない人向け…というか自分向けにメモ。
なぜならば、一つ成端するのに1時間の時間と2つのコネクタを無駄にしたので(汗
- まず外被(シース)を剥きます。
このとき 10cm くらい剥いてしまいます。勿体ない気がしますが、これは後の工程でヨリを戻しやすくするためと芯線の配列を揃えやすくするためです。最初から必要最小限の長さ(1.2cm 程度)にしてしまうと作業がまるで進まなくなったりします。
また、外被を剥くのにカッターナイフを使用します。下手にストリッパーを使うと芯線側の絶縁被覆を傷つけることがあるので、数本の加工なら使わないほうが良いと思います。 - 次にヨリをほどきます。
ヨリは根元側から先端側に向けてほどくと、根元側のヨリがよりほどけるので、後で作業がしやすいです。
- T568A または T568B のいずれかの並びに揃えます。
このときの注意点としては、外被から 5mm 程度先の根元で揃っているようにします。
先端は後で切り落としてしまうので、先端側で揃えても意味がないことに注意します。
(下の写真は T568B 配列)- T568A の配列
- T568B の配列
- T568A の配列
- 芯線を外被の先端から 1.2cm 程度のところで切り落とします。
- コネクタに挿します。
このとき、並びが正しいかを確認するとともに、単色とストライプが交互になっているかを確認します。
特に片側の端が単色ならもう片側の端はストライプであることを確認します。単色同士だったりストライプ同士だったりすると間違っているので直します。 - 配列が正しければ押し込みます。
押し込んでコネクタの先端まで芯線が差し込まれていることを確認します。
(下の写真は数本差し込み不足があります) - 横からみても奥まで差し込まれているかを確認します。
(下の写真は差し込み不足です)
- 奥まで差し込んだら圧着工具で圧着します。
芯線を押し込む力を弱めると、上の写真のように芯線の差し込みが緩んでしまうので、芯線は押し付けたまま圧着します。
- 圧着が終了したらケーブルテスターで結線をチェックして、問題なければ終了です。