先日「黒部の太陽」なるドラマがあったようです。前後編あったようですが、後編だけみました。
これみて感動して「成せば成る。人の意志は曲げなければ必ず貫通する」とか思っちゃう管理職とか経営者とか続出しそうな予感…やめてよね、そんな考え方。必ずデスマるから。
つーか、かっちょよく脚色されているけど、結局これデスマーチだよね。
破砕帯80m?を掘るのに、5月初旬から12月初旬まで7ヶ月。先行き見えず根性あるのみ!
この破砕帯突破工事中に生じた死者数や退職者数が正確なところわかりませんが、黒部ダム工事全体で延べ1000万人(人日?)が従事で171人死亡らしい。まさしくデスマーチ。
物語としてはいいですし、感動する側面や血潮がたぎる側面もあるのですが、しかし自分の身に置き換えるととてもこんなところでは働けないという感じがどうもしてしまいますね。
土木の現場ではもはやないのかもしれませんが、ITの現場では…
真似するマネージャが上役につかないことを祈るばかりであります。